債務整理=自己破産と勘違いしていませんか?
僕のイメージしていた自己破産とは・・・
大昔に見たテレビドラマの影響だとは思いますが、こんな風に思っていました。
色々な法律の改正等によって、現在では余程のぜいたく品でもない限りは差押されるケースは皆無とのことですが、ただのサラリーマンの僕が1,000万円もの借金を抱えてしまい、もうどうにもならない・・・という状況にあった2年前、自分に残された道は35年ローンで購入した自宅マンションを手放すしかない、つまり自己破産しかないと本気で考えていました。
債務整理=自己破産ではない!?
自己破産しかないと自分勝手に思い込み、家族や親しい友人にも相談できずにひとりで悩んでいた時、外回り中に営業車のラジオから流れてきた某有名法律事務所のスポットCMが耳に入ってきました。
覚えやすい相談電話番号だったので、昼休みにコンビニの駐車場からドキドキしながら電話しました。
とても丁寧な対応に拍子抜けしながらも、先方の言われるままに面会日時(その日の夜)を決めた僕は、「相談なんだから相手が弁護士でもビビることじゃないだろう」とか考えながらも内心とてもビビッてました(苦笑)
で、その日の夜、とりあえず書き出した債務の状況(借入先と毎月の支払額等)を持参して弁護士との面談に臨みました。
債務の状況を説明する中で、住宅ローンを除いた借金総額(物品購入含む)が1,000万円を超えることが判明しても、弁護士は「借入先がちょっと多いですね~」と普通に顔色一つ変えずに何やらシートに書き込んでいきます。
ひと通り状況確認が終わると、僕は恐る恐る聞いてみました。
「自己破産って自宅は手放すしかないんですよね?」
すると弁護士が言いました。
「自己破産の場合は自宅を手放すことになりますね。でも、あなたのケースであれば民事再生がいいんじゃないでしょうか。自宅を手放さなくても大丈夫ですしね。」
僕:「えっ?民事再生?自宅を手放さなくてもいいってどういうことでしょうか?」
弁護士:「債務整理の方法のひとつです。他には任意整理っていう方法もありますが、あなたの場合は借入先が多いので費用的にも民事再生の方がいいかと思います。詳しい話は今から弁護士から説明させて頂きますので・・・。」
僕:「はぁ・・・(って、あなたは弁護士じゃなかったの??)」
しつこい督促や取り立ては、あっさりと止まりました!
ここで弁護士登場!最初は普通に名刺交換からでした(汗)
弁護士:「〇〇さん(僕のこと)、督促や取り立ての状況はどうですか?」
僕:「最近は職場にも電話がかかって来るようになりました。自宅には毎日どこかかしらから督促の電話はかかって来ています。」
弁護士:「もし宜しければウチで債務整理手続きを進めませんか?そうすればスグにでも督促電話や取り立てはストップすることが出来ますよ。」
とても若い弁護士だったのですが、偉そうぶることなく物言いも丁寧で、何より自宅を手放さなくてもいい可能性が高いこと、督促や取り立てがスグにでも止まること、費用面では分割払いが可能なこと、これら諸々の理由により、その日のうちに5,000円の前払い金を支払って正式に依頼することにしました。
弁護士に説明されたのは、弁護士側からの受任通知書が債権者側に到着した時点で、督促行為および取り立て行為は法律的に禁止されているとの事でした。
ここまでが、僕が某弁護士法人法律事務所に正式に債務整理を依頼するまでのドキュメントです。
このブログでお伝えしたいこと
ただのサラリーマンである僕が、なぜ1,000万円もの借金を抱えるに至ったのかは追々お話するとして、現在借金に苦しんでいる方々に、債務整理とは一体どういうものであるのかを僕の実体験からお話しすることで、少しでも多くの借金に苦しんでいる方々の生活再建、人生再建のお手伝いが出来るのではないかと考えました。
具体的には・・・
債務整理の方法にはどのようなものがあるか
債務整理のメリット・デメリット
債務整理の大まかな流れとは
債務整理はどこに依頼すればいいか
依頼する際に必要なものとは
依頼した後にするべきことは
過払い金について
などを僕の経験を交えて、お話したいと思います。
また、現在も債務整理進行中(毎月の支払等)の僕が考えていることや、日々の出来事を書きつつ、債務整理を行うということは日常生活にどのような影響があるのかを、現在進行形でお伝えしていくことで、同じ悩みを抱える方々とお互いに気持ちの上で助け合ったり出来たらいいなと思っています。
実際に経験した僕がお伝えする生々しい話ではありますが、
◆借金総額1,000万円!地獄の淵から復活したサラリーマンのブログ◆を今後とも末永くよろしくお願い致します。